H8 CPU
ルネサステクノロジのH8/3067は、日立が開発したH8シリーズの代表的な
マイクロプロセッサです。
製作のポイント
◆秋月電子の AKI−H8/3067F(20MHz)モジュールと、H8開発ソフト(C言語)
を使ったLCD表示です。プログラムはパソコンのCOMポートを使って、AKI−H8/
3067Fに付属ライターソフトで書き込むことができます。
←PC接続(25pin D-SUB)
←J5
◆ライターの接続
PCの25ピンDサブコネクタのpin番号---モジュール基板のJ5コネクタ
2----LTX
5----J5
3----RTX
◆ H8モジュールより一回り大きいユニバーサル基板にポストヘッダ(メス)を載せて
基板を2階建て構造にします。
◆ LCDはJ4(P47〜P42)へ接続します。(ATMEGA164P LCD接続と同様です)
◆ Cドライブにフォルダ H8 を作り、その下に 3067 を作り、 H8開発ソフトをコピー
します。3067フォルダの下位にBINフォルダがくるようにします。
このホームページの全プログラムファイルを3067フォルダに解凍します。
CTEST.BAT コンパイル開始用バッチファイル
CTEST.C メインCソース
CTEST.H ヘッダーファイル
CTEST.SUB リンカ・コマンド
CTEST_B.C RAM領域定義Cソース
RESETV.MAR リセットスタート・アセンブラソース
以上6ファイルが生成されるはずです。
バッチファイルをクリックするとコンパイルが開始し、pauseでエラーの有無を確認して
最後まで完了させれば、MOTファイルが出来上がります。
◆ 秋月のライターソフトを起動し、基板のSW1をWR側に入れ、電源をONにして
書き込みします。完了したら、電源を一旦OFFし、SW1を実行側に切り替えて
電源を再投入します。
プログラム
◆ ATMAGA164のLCD表示と基本的には同じソースですが秋月のCコンパイラでは
nop();関数が使えないため、代わりに t = t; のような手を使っています。(ちなみに
ルネサスの統合開発環境HEWではnop();が使えます)
◆ ATMEGA164のLCDで使用した他の関数はほとんどそのままコピーして使えるはず
です。C言語は移植性の高い言語です。
H8は残念ながらルネサスから製造中止の予告が出されています。