イラスト図の描き方
          テクニカルイラストとツール

取り扱い説明書やマニュアルにはイラスト図が欠かせません。ここでは、基本的な作図法と代表的な作画ツールの使い方を取り上げてみます。





      等角図の描き方



立体を斜め上から見た見た図、特に立体の各辺が等しい角度に見えるように置いた状態に描く方法を等角図法といいます。等角図法は最も基本的な立体図の描きかたで、この方法で描かれた図はアイソメ図と呼ばれます。

上は正立方体を等角図法で描いた図ですが、最も手前に突き出たかどから伸びた3稜線の成す角度はそれぞれ等しい角度に見えます。つまり 360°/3=120° です。なお、水平線と稜線の角度は30°になります。

通常の直角座標はX軸とY軸は90°で、しかもZ軸は側面図側から見ないと見えないのですが、等角図ではX軸とY軸は120°、Z軸も見えていて、これもX,Y軸との角度は120°です。

座標XYZが(10,20,30)の位置Pは、下の図のように表すことができます。




さて、機械図形に円は付き物ですが、等角図法における円は楕円として描かれます。1辺が1の立方体の面の楕円の長辺の長さは 1.225 で、短辺の長さは 0.707 です。楕円比としては 1:0.577 (1/√3) 逆数では 1.733:1 となります。側面における楕円の傾きは60°です。

基準寸法の楕円を一つ描いておき、この基準楕円の拡大/縮小と120°回転をして、中心座標を合わせます。
必要に応じて陰線処理をします。








 二次元CADの3D機能

等角以外の角度で作図する方法としては、二次元CADの3D機能を利用する方法があります。
3D機能は3面図を元に立体図を半自動的に描く方法で、2.5次元CADとも呼ばれています。
下の例はPro's CADによる3D作図です。

左下の正面図をX-Y図として、その原点を設定し、同様に右下の側面図をX-Z図、左上の平面図をY-Z図とします。
右上のXYZの原点を指定して、向きと尺度を指定した後、
面となる線を指定し、その各要素を指定すると3D図が表示されてゆきます。



できあがった3D図は任意の方向に回転させることができます。






二次元CADは、曲面を取り扱うことはできませんが、立体図イラストを作成する際の有用なツールとなるでしょう。






    遠近法の基本

等角図法で描くと、図は何故かべったりしたように見えてしまいます。それは、近くのものも遠くのものも同じ大きさに描いているからです。線路の幅は遠ざかるにつれ狭く見えますが、それを図に表す方法が遠近法です。




平行線は無限遠点で1点(消失点)で交わる原理を図にしたのが遠近法です。図は1点消失法による遠近法です。

下は、3点消失法による遠近法。ビルを上空から撮影するとこんな感じに見えます。ピルの各稜線は消失点で交わっています。




部品のアイソメ図などは遠近法を使いませんが、やや大きな装置の外観図は、遠近法を取り入れます。
極端な3点消失図法よりも、やや3点消失気味に描く図の方がより自然に見えるでしょう。






     Word/Excelで図形を描く


WordでもExcellでも図形を扱えますが、画像としてはExcellの方が高い画質を扱うことができます。
Excelは、ツール→オプションで表示タブの枠線のチェックを外すことで、セルの枠を非表示にすることができます。ツールがないExcelでは ファイル→オプション→詳細設定→枠線を表示する のチェックを外します。



画面に表示された画像をWord/Excelに取り込む

Windows アクセサリ の中から、「ペイント」をデスクトップにドラッグしてアイコンを作成しておきます。

取り込みたい画像を表示した状態で PrtScn (プリントスクリーン)キーを押します。
次に、ペイントの ホーム→貼り付け で取り込んだ画像をペイント画面に貼り付けます。

ホーム→選択 で必要とする範囲を枠で囲み 右クリック→コピー、 保存しないで、ペイントを終了します。
Excell(Word)を起動し、画像を挿入したい場所で 右クリック→貼り付け で貼り付けます。


なお、デジカメやスマホで撮影したjpg画像を画面として利用したい場合は、元データの解像度が必要以上に高いためペイントのサイズ変更機能を使って縮小して使うとデータ量を圧倒的に圧縮することができます。

また、カーソルポインタなどは取り込みできないため、Windows「拡大鏡」を使って倍尺にすることで取り込むことができます。




Word/Excell で図形を描く

挿入→図形 または、表示→ツールバー→図形描画 で図形描画用のツールバーを表示させ
図形描画用のツールバーの中の「オートシェープ」をクリックして、
 線(直線、矢印、曲線など)
 基本図形(四角、楕円、五角形、6角形、円弧など)
 ブロック矢印(太い矢印など)
 吹き出し(各種吹き出しなど)
 星とリボン
の中から、目的のツールを選びます。






図形を画面に置いてから、図形のハンドルを操作して、変形させることができます。

塗りの有無と色、塗りつぶし効果(簡易グラデーション)、透過性(半透明)、線の有無と色 
太さや線種は右クリック  オートシェープの書式設定 → 点と線 で変更します。
サイズ → 回転角度 で回転させることができます。

右クリック→順序 で、図形の前後位置を設定します。

(チューリップの花と葉は曲線の終点を始点でクリックして閉じ、右クリック→オートシェープの書式設定で塗つぶし→その他の色で色を選び、かつ塗つぶし効果でグラでーションを設定したものです。)



ハンドルの例(角丸四角形)



図形を配置すると操作可能なハンドルが現れるので、ハンドルを押さえて図形を操作します。



標準の図形の一部を使うつなげて使う



Word/Excelの図は図の要素を分解して一部分だけを利用することができません。例えば、Rが付いたコーナーを描きたくても、角丸四角形のR部分と隣接する直線部分だけを切り出すことができません。

こんな場合は、不要な図形部分を隠してしまうか、または、直線と円弧をつないでコーナーR図形を作るようにします。隠す場合は、隠す図形の輪郭が見えなくなるように線無しで、塗りつぶし色を背景と同色にします。


作図例




作図例




文字との組み合わせ

文字は  挿入→テキストボックス で描きます。
テキストボックスと文字の間隔は、テキストボックスの枠を選択 →右クリック →テキストボックスの書式設定 →テキストボックス−タブ →左右上下のmmを調整します。

テキストボックスの枠は点と線のタブで色なしにして非表示にできます。

なお、2000以前のWordでは図形の位置は 図形の調整→グリッド→描画オブジェクトを他のオブジェクトにあわせる のチェックを外さないと任意な位置で合わせることはできませんでしたが、以降の版では任意の位置に図形を置くことができるようです。





数式は、 挿入→オブジェクト→数式 で記述します。
数式エディタが組み込まれていない場合は、「プログラムの追加と削除」で「現在インストールされているプログラム」の Officeツール の数式ツールにチェックを入れます。









    イラストレーターを使う



●イラストレーター(通称:イラレ)は、図形をベクトルデータとして扱うため、描いた図を自在に変形させたり、拡大縮小しても図形が崩れないなど、優れた特性を持っています。
メンテナンスから外れた旧版イラストレーターCS2 の取り扱いに関しては各種サイトの情報を参照してください





ファイル

ファイル → 新規   名称は後から決めることができます。

ファイル → 保存   ファイル名を  Test1.ai  のように指定して書き込みます。
「ICCプロファイルを埋め込む」と「PDF互換ファイル作成」 のチェックを外して書き込むとファイルサイズを小さくできます。



ウィンドウ

メニューの「ウィンドウ」でアピアランス(表現)、カラー、スウォッチ(見本帳)などにチェックを入れると画面に各サブウィンドウが表示されます。
(標準インストールでこれらのサブウィンドウは表示されています)






カラースウォッチボタンを押すとカラーパレットが使えます。




アピアランスの線のタグで線の設定ができます(線幅、線種、線の端の形状など)

なお、透明タグでは透明度を設定できます。






表示モードの切り替え

イラストレーターは画面の表示モードが二つあり、ひとつは実際に印刷するイメージのプレビューモード、もうひとつはオブジェクト(図形)の外形だけを表示するアウトラインモードです。

表示→(アウトラインモード  ←→  プレビュー)
で切り替えます。

図形のオブジェクトを移動したりする場合はプレビュー
図形の中の部分的な要素を変形させたりする場合はアウトラインを使います。

下はプレビューモードの図形



アウトラインモードでは



のようになります。



ツールボックス



選択ツール



このツールでオブジェクト(図形)を選択します。
オブジェクトを選択して、移動したり、Deleteしたり、Ctrl + Cでコピーしたりできます。
コピーしたオブジェクトは選択を解除後p、Ctrl + Vでペーストできます。

オブジェクトが選択されると、



のように表示され、この選択されたオブジェクトは、移動や変形、色を変えるなど、続けて各種操作を受け付けるようになります。
そして、オブジェクト操作が不用になったら、「選択を外す」操作が必要になります。それには、改めてこの「選択ツール」を使って画面枠外をクリックする必要があります。
この辺が、イラストレーターの特徴というかクセで、なかなか慣れるのに苦労するところです。




ダイレクト選択ツール



オブジェクトの一部を選択します。

例えば、アウトラインモードの時、ダイレクト選択ツールを指定し、
オブジェクトの輪郭を押さえてドラッグすることで、オブジェクトの一部を変形することができます。


また、輪郭を押さえた時に表示される青いポイントやハンドルを動かして図形を変形させることができます。







長方形、円、楕円多角形、 描画ツール




長方形ツールを押して、右へ引きずると円〜☆型などのツールが現れて選択できます。
(小さな▼があるツールは、中に複数のツールが入っているツールです)




ツールを選択して、画面の上で始点をポイントして大きさをドラッグすることで図形が描けます。

図形の寸法を指定したい時は、描画ツールをシングルクリック後、画面をシングルクリックすると下のようなオプション画面が出てきます。




楕円を使ってコイルを描く

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1: 楕円を描きます。この時、グリッドを有効にして、Altキーを押しながら描くと中心位置と大きさを合わせ易いです。
2: 同じ中心で、細長い楕円を描きます。
3: 後述のハサミツールで、楕円のそれぞれ上と下の中央を切断し、片方を消します。
4: 細い楕円の端点を押さえ、太い楕円の端点に移動します。この時、端点が合うと、カーソルが変わるので、ボタンを離します。

5: 4でできた部品をコピーして、ペーストし、位置合わせを先程と同じようにします。



直線ツール



直線、円弧、スパイラルなどが描けます。

スパイラルは使い方がちょっとむずかしいのですが、
円周に近づく比率 − セグメント数 の関係が次のようになります。







ペンツール



ペンツールで直線と曲線を描きます。

クリックで点を打って直線を引きます。最初の点の近くで、小さな○を表示させてクリックすると閉じた図形が描けます。





最初の点1をクリックし、点2を押さえたままドラッグして曲げ具合をきめて離すと曲線ができます。
これを連続して曲線を繋ぐこともできます。
後からアンカーポイント(白丸)とハンドル(黒丸)を動かして、変形することもできます。

なお、この方法で連続的に自在な曲線が描けるかというと実際には困難です。変曲点付近に点1と点2を打ち、適当に曲げた部分曲線を描いたら、次にカーソルポインタを点2に近づけて、カーソルが×から/に変化したら左クリックして曲線が繋がるようして隣の曲線を描いていきます。そして、大まかな曲線が描けたらダイレクト選択ツールを使って、部分曲線ごと補正してゆきます。


例)ペンツールで笹の葉を描きます。
アウトラインモードで、
始点1をクリックし、次に端点2を押したまま3の方向へドラッグします。


葉のカーブができたら、3でボタンを離すと葉の片方ができます。


選択ツールを押してペンを一旦中止します。
もう1回ペンツールを選択して、笹の葉先端1に合わせるとカーソルが端点を表す / に変わるのでクリックし、
次に点2に合わせててカーソルが / に変わったらボタンを押し込んで、左方向4へドラッグします。


葉のカーブが適度になったらボタンを離します。

プレビューモードにして、スウォッチのパレットを緑色にして完成




拡大縮小ツール



選択したオブジェクトを拡大縮小します。
拡大縮小中心をクリックして設定できます。
ドラッグする方向によりどの方向にも変形できます。
  45°位置なら等倍、垂直位置なら縦変形



リフレクト/回転ツール



反転は回転/リフレクトツールをリフレクトにして
オブジェクトを選択し
リフレクトツールのアイコンをダブルクリックすると上のようなリオプションが表示されるので軸の方向を指定します。
OKでオブジェクトが反転します。



回転ツールは、オブジェクトを回転します。
回転ツールを指定してから、Altキーを押しながら回転中心をクリックし、オプション画面で回転角を指定します。
コピーを指定することもできます。
Ctrl +D で移動またはコピーを繰り返します。




ハサミ/ナイフツール



オブジェクトを選択して、ハサミツールを使い線を切断点でクリックして切断します。



ナイフツールは、選択図形の面を切断することができます。





自由変形ツール



選択したオブジェクトを変形する部分を押さえながら、以下のキーで変形方法を指定しながら変形させます。

 Alt: 対称変形
 Ctrl: その要素だけを変形
 Shift: その要素を平行に変形

例)台形は四角の角を押さえながら Alt + Ctrl + Shiht で変形させます。
例)平行四辺形は辺を押さえてCtrl + Alt



文字ツール



文字ツール「T」で、文字のポイントやフォントを選択し、
 文字ツールを選択し、場所をクリックすると文字枠無しで入力できます。
(枠をドラッグで決めて、文字を入力することも可能)

文字を選択して、枠をドラッグすると文字サイズを任意に拡大縮小できます。

塗りと線の色

オブジェクトを「塗り」と「線」で描写します。
「塗り」 または 「線」、あるいは 「塗りと塗りを囲む線」で描写できます。
塗りの色と、線の色はそれぞれ別に指定することができます。
なお、文字は塗りだけの方がクリヤな字体が得られます。

塗りの操作方法
塗りはオブジェクトを選択して、「塗りボタン」をクリックして前に出し、「カラーボタン」を押してから、色を指定します。
塗りの周囲に線を描かない場合は、「線ボタン」をクリックしてから「無しボタン」を押します。




線の操作方法
線描画は、オブジェクトを配置して、「塗りボタン」を押してから「無しボタン」を押し、「線ボタン」をクリックして前に出し、「カラーボタン」を押してから、色を指定します。
アピアランスの線のタブで線幅などを指定できます。




塗りと線の両方を有効にすると下のようになります。







透明度



オブジェクトを選択し、 アピアランスの透明タグで指定します。




カラーを選ぶ



カラーは虹色のカラーバーをクリックするか、カラーパレットを使います。
カラーパレットは、”カラー”のタブをクリックしてカラーパレットを出します。
グレースケールまたはCMYKを指定します。

「CMYK」はインクジェットプリンターと同じように、白い紙面に、シアンCと、マゼンタM、イエローY、ブラックK 計4色のインクの濃淡で描く方式です。CMYK値は印刷に向いた方式といえます。

Cはシアン明るい青です。MとYを0にすると純粋のシアン色になります。
Cのスライダでシアンにシアンインクの量を調整し、
Kのスライダで黒インク量を調整をします。


同じようにマゼンタ。明るい赤です。


そしてイエロー


シアンとマゼンタを混ぜると紺色


シアンとイエローを混ぜると緑色


マゼンタとイエローを混ぜると朱色






グラデーション

オブジェクトを作り選択して、



グラデーションボタンを押すと、



グレーのグラデーションができるから



左(明)のグラデーションスライダをクリックしてから



カラーのオプションボタンをクリックして、「CMYK」を指定して



表示されるスポイトをカラーバーの指定色の位置でクリックします。
グラデーションの明のスライダで微調整します。


同じように、右(暗)のグラデーションスライダをクリックしてから
表示されるスポイトをカラーバーの指定色の位置でクリックします。
グラデーションの暗のスライダで微調整します。


下は、明をレモン色、暗をブルーのグラデーションに設定した例です。




円形のグラデーションはスウォッチタブの円形グラデーションを指定します。同様にストライプや虹色グラデーションも可能です。


なお、CMYKは、 C(シアン:青)、M(マゼンタ:赤)、Y(イエロー:黄)、K(ブラック:黒)の印刷色です。





メッシュツール



オブジェクトを立体的に彩色します。上はオレンジで楕円を作図した後、メッシュツールを使って楕円の左やや下方をクリックした後、色を白に指定した例です。クリックする度にメッシュは増えます。





ワープツール

通常の描画ソフトでは、指でこするツールは、ぼかしを意味しますが、イラストレーターのワープツールは、引き伸ばして変形させる操作になります。下はワープツールで4重の楕円模様を1回変形させた図。



他のワープ効果も加えて何回か操作するとこんな奇妙な図にも、



文字を右クリックしてアウトライン化しておくとワープで変形させることができます。






整列ウィンドウ

ウィンドウ→整列  で整列ウィンドウを表示します。



Shiht キーを押しながら、整列するオブジェクトをすべて選択し、求める並べ方を指定します。






パスファインダでオブジェクト間の演算

ウィンドウ→パスファインダ でパスファインダタブを表示します。



演算する複数のオブジェクトをShiftキーを押しながら選択します。
上の例は、形状モードの「重なり合う形状エリアを除外」の例
 「形状エリアに追加」
 「前面オブジェクトで型抜き」
 「形状エリアで交差」 など、



複数オブジェクトを一つに結合

連結する複数のオブジェクトを選択します。
下図では三つ、楕円、四角、三角のオブジェクトを選択しています(わかり易いよう色を変えています。)



ウィンドウ→パスファインダ でパスファインダウィンドウを表示して、「形状エリアに追加」


選択したオブジェクトが結合されます。


線で縁取りすると、全体として一つのオブジェクトになっていることがわかります。






クリッピングマスク

背景に合わせて前景を切り取る



前後ふたつのオブジェクトを選択し、
 オブジェクト→クリッピングマスク→作成




複合パス

クリッピングマスクと似ていますが、穴開けができます。



前後二つのオブジェクトを選択し、
 オブジェクト→複合パス→作成

上は、丸四角の上に小さな円を作り、二つのオブジェクトを選択してから、オブジェクト→複合パス→作成 した例。




ベベル 押し出し



選択して 効果→3D→押し出しベベル  で押し出し角度を指定します。




オフセット
オブジェクトの内側または外側にオフセットしたオブジェクトを作る



オブジェクト→パス→パスのオフセット  でオフセット量を指定します。-は内側にオフセットします。



グループ化

Shiftキーを押しながら複数オブジェクトを選択し  右クリック→グループ
同様に グループ解除




グリッド

表示→グリッドを表示  でグリッド表示

表示→グリッドにスナップ  オブジェクトをグリッドに吸い込み

編集→環境設定→ガイド・グリッド でグリッドの形状ピッチを設定
  分割数はスナップの分解能、あまり小さくするとスナップできなくなります。


矢印

線を選択して   効果→スタイライズ→矢印にする  (11または13を使う)

矢印を要素に分解するには、矢印を選択しておいて  オブジェクト → アピアランスを分割



隠す

オブジェクトが込み入ってきたときに操作したくないオブジェクトを一時的に隠しておくような目的で使います。

隠すオブジェクトを選択して   オブジェクト→隠す→選択
隠れたオブジェクトを表示    オブジェクト→すべてを表示



ショートカットキー操作


画面スクロール
Space + ドラッグ


画面拡大/縮小
拡大: Space + Ctrl で画面をクリック
縮小: Space + Alt で画面をクリック


オブジェクトの削除
選択して Delete


複数のオブジェクトを選択
Shift + クリック


移動する方向を水平、垂直か45に規制する

オブジェクトを選択してマウスを押した状態でShift キーを押して移動すると、オブジェクトの移動方向は 水平か垂直か45°に規制されます。

ただし、Win10とCS2の組合せにおいて Shiftキーを使うとPCはフリーズしてしまいます。
設定→時刻と言語→左の言語→日本語のオプション→Microsoft IMEのオプション→全般→互換性を以前のバージョンのMicrosoft IMEを使う をオンにすることで、フリーズはしなくなります。


楕円ツールで円、長方形ツールで正四角形を作る
Shift キーを押した状態で楕円ツールをドラッグすると円ができます。
Shift キーを押した状態で長方形ツールをドラッグすると正四角形ができます。


オブジェクトのコピーを移動する
オブジェクトを押さえたまま、 Alt キーを押して移動するとコピーされたオブジェクトが移動します。
この時 Shift キーを使うことで方向を規制できます。


操作を繰り返す
Ctrl + D
例えば、前回オブジェクトを移動コピーしたのであれば、同じピッチで移動コピーを繰り返します。


グループ化する
グループにするオブジェクトを選択しておいて Ctrl + G


グループ化を解除
オブジェクトを選択しておいて Ctrl + Shift + G


重なるオブジェクトの前後位置を変更
オブジェクトを右クリック→アレンジ→前後指定





pdfファイルの加工

pdf 化されたデータは修正できないと思われ勝ちですが、意外にもこのイラレを使うことで可能となってしまいます。 ファイル→開く で pdfデータを読み込むと、図形データはベクトル図として読み込まれます。




上は、読み込んだ図面の例。 試しに文字の部分を選択してみるとベクトル要素として選択されていることがわかります。そして、文字や図形の追加、移動、変形、削除などの操作ができ、再びpdfファイルとして書き込むことができます。









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