3.11以後 の独り言


◆寒暖の差が激しいためか、風邪が抜けきれない。コロナに替わって各地でインフルが流行っている。医学会でも一つの流感が猛威を振るうと他の流感は影をひそめる傾向があることは昔から言われているとか。あたかもひとつの種のウィルスが他の種のウィルスを淘汰するかのように聞こえるが、感染が免疫力を高める結果、他の感染が抑制されるのでは、という説もある。哺乳類は感染すると発熱することでウィルスや菌を排除するが、この肉を切らせて骨を断つやり方はかなり有効であり、風呂に入るのは体を清潔にする効果もあるが、体温を上げて疑似的に感染したようにすることで体の免疫力を上げている可能性もある。免疫反応が出る前に、薬で簡単に解熱してしまうのは危険である。やたらと除菌殺菌が売り物にされているのも危ない。切開手術する医者が手をアルコール消毒するのは理にかなっているが、日常やたらとアルコール消毒すればいいという訳ではない。手や指の汚れが適度に入って来て、免疫反応を刺激して体を保護してくれていることを忘れてはいけない。腸内細菌が無いとまともに消化吸収できないのに似て、体内外の無数の細菌とウィルスも、それなりの相互抑止で、新種の侵入を防いでいるかのようだ。

20238/12/6


◆恥ずかしげもなく掲げていたChatGPTの頁は1年を待たず閉じさせて頂いた。当初は、質問に対する回答の矛盾を突くや否や、あまりにも素早く、あっさりと過ちを詫びて、その通りでしたと言いながら、その同じ口で、やっぱり矛盾した回答を返してくる歯切れの良さに、並みの人間には恥ずかしくて真似ができないと感心することしきり。
ところで、人はChatGPTに創造性を求めてしまい勝ちであるが、それは本来筋違いというものだろう。それより、多少不確かであってもいいから何らかのヒントが欲しい場合にこそ人工知能は役に立つ。例えば、数多くのメーカーのデバイスの中から使えそうなデバイスを探しだしてもらう場合などである。最初は各社の製品があるので、お確かめください、などと連れないが、しつこく質問するとそれなりに回答が出てくる場合がある。無論いい加減な回答も返ってくるが、時には役立つ答えが出てくる。
2023/10/20

◆地球温暖化の話題が出ると、「まあ、私の生きている間は大丈夫でしょう」と、笑っていた老人は、それが50年先でも、100年先でもなく、既に引き返すことができないところを過ぎていることにまだ気が付かない。

排出する二酸化炭素を減らさなければならない、などという間抜けな対策しか思い付かない生物は、所詮そこまでかも知れない。
かつて大気中に豊富に存在していた二酸化炭素は植物によって大方食いつくされ、25%もあったそのCO2濃度は産業革命前には0.028%まで落ちてしまっていたが、やっと最近0.04%まで戻りつつあった。少々な暑さは我慢して、このまま二酸化炭素を増産し続ければ、古代に絶えてしまった鱗木のジャングルで再び地球を覆うことが再びできるかも知れない。しかし、それでも何れ、繁茂する植物は、また二酸化炭素を食い尽くし、やがては全球凍結が訪れるのだろうが、

それはともかく、ここで人類はどうしたらいいのだろうか? 大気と海水温の高熱化がエスカレートし、農作物の不作が引き起こす飢餓と貧困の中、高温乾燥下でも育つ作物への転換は容易くはない。国境は蝕まれ、戦争という大きな顔をした悪魔がやって来ることになる。
それは必然的に人類の個体数を大きく削ぐことになり、80億の内、生き延びるのはせいぜい数10万程度になる可能もある。そこまで落ち込まないと、立て直しは難しいかもしれない。運が良ければ数十年、いや数百年後、微生物の力を借りて、海水と太陽から循環するエネルギーと食料と素材を作り出すまでは何とかできるかも知れないが、生物となって以来 募らせて来た他者に対する憎悪と、その尽きることの無い欲望を捨て去ることは神の力くらいでは到底できそうにない。

2023/10/1


◆この時期になると決まって気温のことを書くことになってしまった。
深夜2時になっても33℃を切らないとさすがに疲れが貯まってくる。夕刻の39℃は当たり前。この分だと間もなく43〜45℃の世界がやってくる。欧州の乾燥した熱波と違い、湿度に満ちた夏が来る。過疎の村の耕作放棄された地には泥流が忙しく流れ、過密都市の地下貯水網は溢れ、逃げ場を失った無数の市民が溺れ死ぬ。そんな夏がもうすぐ訪れる。
2023/7/18

◆この冬、私の躰は少々油が切れてしまったかのようだ。椅子に座り続けると後がいけない。家の周りに事欠いて、甲州街道、日光街道、東海道、奥州街道、水戸街道、その他もろもろの街道やら川筋を歩いて、現在、中山道は木曽の山中。2度目の三条大橋はまだ遠い。
2023/4/15

◆温暖化が進んだ結果この冬の寒さは厳しく、各地で水道管の凍結破裂事故が続いている。小氷河期説も消えてはいない中、極地方と低緯度地方の温度差が減少したことによりジェット気流の速度が低下した結果、蛇行が激しくなり、処によっては高緯度地方に冬のトロピカルが発生し、低緯度地方に記録的な寒波が覆う。日本は特に、高温化した対馬海流にシベリア寒気団の南下が重なることで、豪雪が列島を襲っている。豪雪地帯から遠くない地に育った私は幼少期に十分な経験をして来たのでご今さら勘弁賜りたい。
2023/1/28

◆2014年8月に34℃を超えたことを書いたが今目の前の温度計は37.0℃を示している。
内陸では40℃越えとか
祝灼熱化 
2022/6/29


◆忠魂碑でなく、その名も痛い戦死墓に春の花
白河口の戦いから百五十有余年、それからも日清、日露、日中、太平洋、、

於 福島 白河

2022/4/2




◆殺人事件が起きた時、殺された方にも責任があったのでは
ないかとする説が時折出てくる。できれば殺された方が悪いと
言きたいのが見え見えで後味悪し
2022/3/20


◆新型コロナと称されるウィルスが現れてはや2年以上経過して、
世界を何まわりも駆け巡る間に、少なくとも幾百万人の犠牲者を
引き連れて更にその速度を増している。変異を重ねる度に重症度
を下げつつ、感染率を高めるのがウィルスの常という。やがて
いつの日か、人類のDNAかミトコンドリアの中に入り込んで、共に
生き延びていくのだろうか?
2022/1/15


金メダル
某共産主義国に限らず軍人は恥ずかしもなく胸いっぱいに勲章を
飾り立てるが、オリンピックを目指す人間もこぞって金メダルを目指す。
それが幼稚でプリミティブな欲求のうちは一見かわいく見えるが、
それは違う。強いものに憧れ、戦隊ヒーローを眩しく感ずる心は、
橋の下に住み段ボールを囲う貧者に石つぶてを打つ心と紙一重、
いやそのものなのだ。全ての金銀銅メダルの裏側にはヒトラーの
レリーフが彫ってあるのだが、その事実はほとんど知られていない。

2021/8/17

騒動
世に流行りの新型コロナワクチン接種なる列に並んできた。私の後ろに
並んだご同輩は息子らしき同伴者がしきりと「何も聞いてはダメだからね」
と念を押して帰って行った。どうも心配事を接種会場で直接聞きたいらしい。
曰く血小板の数がやや少ないらしい。かかりつけ医は大丈夫とにべもなく
答えたらしいが、血小板の意味が分からない当人はどうしても会場で
確かめたいのだという。大切開手術ならまだしも今の細い針で出血死
させるのは相当な技術があっても困難なのだが、そんなこと以前に、
接種担当者は諸々の医学知識、特に新型コロナに関する完璧な知識を
携えている筈だと、無意識にも頼ってしまう老人を責めることは誰にも
できない。
これほど毎日報道が繰り返されても、2週間が何の期間なのかは報道
機関も分からないまま報じているのだから、それが潜伏期間だと勘違い
してしまうのは当然なのだ。おまけに帰国後隔離期間の2週間問題も
ここに絡んで余計わかりにくい。感染してから熱なり味覚異常に現れる
日数の多くは4〜5日。どうもおかしい、と病院へ行くのがそれから2〜3日、
仮のPCR検査の結果が出るのが1〜2日後、多忙な保健所が受付けて
正式に検査結果が出るのがそれから早くて2〜3日後、地方自治体で
集計し、報道まで2日、ここまで早くて11から13日。従って2週間14日と
いうのは、各機関休みなく働いての14日なのであるが、どうした訳か、
14日前に旅行したが、今日まで発症しかったので大丈夫らしい、となって
しまう。接種にしても、会場から帰る途中で、ああこれで大丈夫となって
しまう。会場では、接種効果が現れるまでの期間の説明など無論誰もし
てくれない。その結果、接種後間もなくの感染が多くなるのは当然なの
だ。接種効果は徐々に出てくるらしいが、効果らしい効果が出るには
少なくとも2週間はかかる。だが、そんな説明は勿論ないし、報道にも出
てこない。あるいは、2回目の接種は3週間後と書いてあると、それから
1日でも遅れたら大変なことになると、普通は思ってしまうのである。2回
目の接種をしなかったり、接種が早過ぎると効果が8割程度に留まってし
まう可能性があるので、効果をもっと上げるには最低3Wを置いてから、
という話が全て端折られて、不安ばかりを煽ることになる。
長すぎる説明は混乱を招くが、はしょり過ぎると誰も理解出来ない。
とかく此の世は余計な情報は隅々まで行き渡るが必用な情報は
埋もれてしまうものらしい。

2021/5/10

CROSS クラシックセンチュリー改造
どこから見ても、ボールペンが最も便利な筆記具であることは確かだが、
私はどうもこれが好きになれない。その昔、出回り始めのBicのボールペン
は、球の精度が悪かったか、ボール受け穴の加工精度が悪かったか、
あるいは双方が悪かったせいか、そうでなくても下手な私の文字は
ボールの回転に伴うインクの濃淡ムラが激しく、ひどいもの
だった。そんな、小うるさいだけでろくな字も書けない自分にもお気に入り
のボールペンが三菱UNIのJETSTREAM。滑らか過ぎて勝手にペン先が
動いていってしまう欠点はあるが、濃淡ムラも無く、インクダマも溜らない。
しかし、ペン軸がどうもいけない。100円以下のボールペンに文句を付ける
こっちの方が悪いのはわかっているが、自分で勝手に改造する分には
構わないだろう。という訳で、貰い物のCROSSクラシックセンチュリーに
仕込んでみることにした。



クラシックセンチュリーは何といっても、ほぼ鉛筆並みの軸径
7.5mm、世にありそうで実はなかなか無い。握りにくい太軸か、
細過ぎるものばかり。今の中国製 CROSSクラシックセンチュ
リーはどうか知らないが、USA製のペン軸は実にしっかり
していて、回転の粘り具合といい、キャップの抜き差しといい、
全くガタが来ていない。10Kとは言え、メッキではなく層付けさ
れた外観は全く劣化が来ていない。ただし、CROSSのリフィ
ルインクの値段は決して我々三等国民向けではない。
三菱UNIがSK-8 の品番でCROSS互換のリフィルを出して
いるのだが残念ながら品質はイマイチ、
さて、本題の改造法。JETSTREAM(多色用)の替え芯の
先端部のチップをダイヤモンド平ヤスリで2.3mmの直径を、
少しずつ回転させながら、直径 1.97mm になるまで、丁寧
に削る。そして もともと付いているCROSSの止めネジか、
SK-8の止めネジにありきたりの外径3mmのボールペンの
プラスチックパイプの後端部を切って、上写真のように楊枝を
使って継ぎ足して、全長が113mmになるようにして完成。
馬鹿げた改造だが、バカゲタなりの結果が得られるところ
がミソ。ところで、せっかく作った先端のボールチップ、イン
クを使い切ったらJETSTREAMのインクだけを差し込んでの
再使用をもくろんでいる。

2021/5/10


◆昨年は記録的な暖冬であったが、今年はコロナ禍に隠れて
目立たないが、寒さと日本海側の豪雪が激しい。日本海に流れ
込む高温の対馬海流が大陸を渡ってくる冷えた空気に大量の
水蒸気を供給することは間違いないだろうが、人間が作り出し
た地球温暖化と地球が向かっている小氷河期が同時進行して
いるという説もある。その昔、私が育った北信州の藁ぶき屋根
の家は、囲炉裏の煙抜きのための破風から吹き込む雪で、吹
雪の翌朝は布団の上にはうっすらと雪が積もっていた。学校ま
での数キロは吹き曝しで、低い農道は埋もれて歩けない。とこ
ろどころ飛び出ている僅かな枯草を見当に畔を辿るのだが、失
敗すると堰(せぎ-用水路)に堕ちた。まあ、それに比べると、天
気さえ良ければ燦燦と陽が射す関東の冬は天国そのものでは
ある。

2021/2/3

◆つい数年前、34℃を超えたことを記事にしたが、それは過去の
こと。最近は39℃を超えてしまっている。それでもニュースはコロ
ナばかりで、もっと遥かに厄介な出来事が目の前に迫ってきてい
るが目を背けている。何が起こるかは明らかだが、対策はおろか、
想像さえしないのだ。

2020/8/20

◆今はGo toなのである。Go to troubleと揶揄する人はいるが、
Stay homeは過ぎ去ってしまった。11月の今年の流行語に何が
残るか、どうせ残っても翌月には掃いて捨てられる。

20/7/23

◆Stay home と命令口調で発せられた新しい生活様式とかで、
世の中ストレスだらけらしいが、これまた便利な言い訳にも使えて、
パチンコをする正当な理由にもなれば、ホームレスを袋叩きにす
る理由にもなる。人は普段からイラッとすることが得意な生き物だ
が、コロナはその人間らしさに更に磨きをかけてくれる。

2020/6/7

◆このサイトの中のページを検索しようとしてもなかなか出て来な
い。どうも以前のジオシティーズの履歴が残っているのが原因の
ような気がする。ヒットしていたページ程、FC2のページでは上が
りにくい。でも、まあそんなことはしかたない。
 続いていた日照不足がようやく解消し、庭先のトマトの背丈も
ようやく伸びてきた。無残に食い荒らされたナスの根本に潜ん
でいた夜盗虫をようやく発見し、かわいそうではあったが土に
帰ってもらった。毎朝取り上げるメダカの卵は次々とかえり、
小鉢の中はルーペでないと識別できない程の稚魚がせわしなく泳いでいる。

2020/5/29


◆コロナ疲れの日々、お気に入りシャーペンのレビュー



左から、

ぺんてる GRAPH PENCIL 0.2mm: 製図用シャープの定番
  以前は、芯砥器を使って芯の先端を平たく砥いだ鉛筆が
  使われていたが、このペンテルのグラフペンシル(0.2)と(0.3)が
  発売されてからはシャーペンがその地位を奪ってしまった。
  芯繰り出し量の安定性、スライドパイプの精度と耐久性もピカ一
  GRAPH PENCIL は、後述のMechanicaなどと共に関口友三氏
  による設計

ぺんてる ORENZ NERO 0.2mm: デッサン、イラスト細密画用
  自動芯出し式のシャープは旧来からあったが、このオレンズネロ
  特に0.2mmの完成度は高いという評がある。機構の精密さ外観
  の美しさ、重量感は確かに非の打ちどころがない。ただし、詰まっ
  た芯を排除するための消しゴムに刺したワイヤーがお粗末。
  一見意味有り気のループ曲げだがナマクラ材にして役立たず。
  案の定、2Bの芯の出が悪くなってノックを繰り返したら砕けた芯
  が口金の中に硬く詰まってしまった。ぺんてるGRAPHの0.2mmの
  除去針を使ってもダメ。精密ペンチで針を固定してやっと貫通。
  ぺんてるは1年保証し、交換用の口金も販売しているが使用を
  諦めてしまうユーザーも多いだろう。
  また、自動芯出し機構の弱点、芯の潜り込みもやはり発生してし
  まう。その解決法

1)ノックのキャップを外して消しゴムを抜き、内部のスペア芯を取り
  出しておく。
2)先端の口金を回して外す。この時、口金のパイプの穴が詰まって
  いないか、光を透かして確認
3)ペン軸から内部機構を抜き出す
4)半透明なプラスチックパイプ部分を握って、先端の8mmほどが見え
  ているステンレス製のチャック部を強く掴んで引き抜く
5)チャック内部の芯のカスを完全に取り除き、次に、抜いたチャック
  部をもう一度嵌めて、パイプの尾部を机上に立ててチャック部を
  押し下げると、先端の二つ割りのチャックが開くので、消しゴム付
  属のワイヤーや紙片、息を強く吹きかける等で割りチャック周辺
  に付着した芯のカスを掃除する
6)逆順で組立
 この程度の保守作業ができないユーザーは普通のシャーペンを
 選んだ方が無難なのだが、自己責任で保守作業させるのではなく
 メーカー責任でYouTubeに載せるくらいはしても良いのではない
 だろうか

ROTRING 600 0.3mm: 製図用
  ダイソン社の創始者ジェームズ・ダイソンがこのROTRING 600をして
  美しいメカニズムの代表に推している。細目の立った切削ローレット
  加工の軸径8.0mmは握りやすい。繊細かつ精密な一品
  ただし、内部は開けて見ない方が良い。半透明プラスチックの
  替え芯収納部もバネのメッキも拍子抜け

ぺんてる Mechanica 0.3mm: ペン先保護パイプ付き 製図用
 12角形の軸を回転するとペン先の保護パイプが繰り出される。
 フォルムも機構も美しいが残念ながら廃番品。 ネット市場では結構な値が
 付いているもよう。パイプを格納した写真の状態では美しいが、パイプを
 むき出しにすると無様で見ていられない。

Faber-Castel TK-matic 0.5mm: 自動芯出し機構
 美しく高級な質感を持つ。ただし、動作が著しく不安定
 芯チャック機構は内部で半ばフロート状態で支持されているが
 ペン先の芯ブレーキと後部の芯繰り出し機構の双方から
 干渉力を受けているため、微妙な芯のワンウェイ機構が
 芯をチャックできない事態が往々発生してしまい打つ手がない。
 僅かな芯径の違いで滑ってしまうようである。

 《後日、Faber-Castelではないが同じドイツのSTAEDTLERの芯を入手
 できたので計測してみたら、UNIの芯径0.560mmに対して0.575mmと
 2.7%程太い。TK-maticに芯を入れて試してみたらチャックは外れず
 快適。日本とドイツの業界規格は微妙に違うということか》

プラチナ 0.7mm: 回転繰り出し式
 ノック式が主流の現在にあって、口金を外して一本の芯を差し込んで
 使うこの早川式を見かけることは無くなった。片手では操作できない
 点で万年筆と同じだが、カチカチさせない奥ゆかしさと、アナログ量を
 繰り出せる快感が味わえる。この純銀製シャープは多分女性用だが、
 細身のボディは工芸品並みで実に美しい。銀製品の常として使い続け
 ないと表面に陰りが出てくるが、それもまた良い。同社の記録を辿っても
 ネットを手繰ってもこのモデルの情報は皆目見当たらず。
 欧米では主流の0.7mm芯はメモ書きには最適

ぺんてる GraphGear 500  0.9mm
 アイデアの下書きなどには0.9mmのBまたは2Bが最適で、芯折れはない。
 GraphGear 500 は丈夫で安価。アルミのホルダーとプラスチックのぺん
 軸の間にガタがあるとの指摘がネット上にあったが、親指、人差し指、
 中指の指先でペンを持つのではなく、親指は後退させてプラスチックの
 ペン軸付近を挟む変則癖の持ち主は確かに不適当かも知れない

フエキ SPH20R 2.0mm: 
 明治から続く、糊、墨汁専門メーカーから出されたのが大工さんが
 現場で使う建築用シャープ、2.0mmは以前からホルダー型があるが
 フエキはノック式、 これをえんぴつ替わりに使わない手はない。
 全てのパーツが金属加工品なので堅牢にして重厚
 文具売り場ではなくホームセンターの工具売り場取り扱い品

上の写真には載せてないがダイソーの自動芯出しシャープ(100円)
 0.5mm自動芯出しシャープを試しに買ってみた。ネットでの
 評判は芳しくない。引っかかる、ノックして芯を出しておかないと
 書けない等、、しかし、手元のシャーペンは極めて好調、強いて言えば
 筆圧でペン先がへたるため、元々下手な字が更に下手になる。
 これが我慢できても、間もなくぺん軸の下部にひび割れが幾つも発生し、
 ヘタヘタになる。これが100円自動芯出しシャープが決して安くない
 ことの証明。

問:シャープペンシルは鉛筆 Hi-UNI に勝てるか?
 持ち歩き用としては勝てるがそれ以外はNO、多分永遠にNO
 ちなみに、Hi-UNIと双璧をなすと言われるトンボのMONO100は
 ネット上の一部のマニアからはHi-UNIより高い評価を受けている。
 確かに、芯自体の品質は高く、濃く書ける上に強い筆圧にもしっかり
 と答える。しかし、削る段になると明らかにMONO100は残念な
 結果を出すことになる。木質が良くなく2枚の板の接合具合もしっくり
 いっていない。SDGsを理由にわざと品質を落としているのだろうか。
 それにしても最初に削られる部分に MADE IN VIETNAM が色抜き
 で刻印されているのが引っかかる。品質に自信があるなら、他の
 表記と同じように金刻すれば良いではないか。失礼を越して下品
 である。いにしえのトンボのマークが意を持って頭を下げていた
 ことも忘れられてしまったのだろうか

2021/1/26


◆私は戦前を知らないが、幼い頃見た東京に残る焼け野原や、上野
駅構内の戦争孤児達の姿も記憶に残している。もう、それ程大きな災
いは来ないだろうと漠然としていたが、阪神淡路大震災、東日本大震
災に続いて、新型コロナ禍と、立て続けに襲ってきた災難を目の当たり
にしている。そして今からそれ程遠くないこの先、シベリヤ凍土の氷解
が或る程度進むと、もう後戻りできない事態になる。どれ程多くの人類
が滅していくことになるのだろう
2020/4/16

◆新型コロナ・ウィルスが武漢から拡散し、3カ月も経たないというのに、
世界の隅々まで広がった。有効なワクチンが完成するまでどれ程の死者
が出て、どれ程の貧困が蔓延するのか、幸せなことに未だ誰も知らされ
ていない。 
生物の免疫力というのは実に不思議で、これ無しでは生命は維持できな
い。ウィルスさえ、ある種の免疫力を持つのだが、もっと強力な一手があ
って、それは死という完全リセットだ。もっとも、その前にむやみやたらと
生殖カプセルを放出して、その中から生き延びる能力を持った個体が現れ
ればの話ではあるが、、
6600万年前、小惑星の衝突で大きな傷を負った時でさえ、空に逃れた
幾らかの恐竜は生き延びたくらいだから、人類は容易には絶滅できず、
この先も地球を徹底的にボロボロにしてゆく可能性だって無くはない。
2020/4/3

◆1カ月以上に渡る寒冷の梅雨空が終わったかと思うと、連日の極端な
熱暑と多湿。我が庭先の些細な畑にとっては、今年の、いや最近の天
候は実れと願うことの方が無理なのだろう。それでも僅かながら春先の
レタス、ほーれんそう、春菊、夏のトマトやキューリ、ナス、ゴーヤ、晩秋
の大根、カブなどは食卓を潤してくれている。
2019/9/4

◆夏の暑さももう少しで抜けていきそうである。この歳になって漸く、少し鉋の刃が砥げるようになった。無論大工仕事など、2〜3年に一度あるかどうかで、刃の砥ぎ方を教わった試しもないのだが、今までは、いくら時間をかけても上手くいかなかった。如何に精神を統一しようが、角度出しツールに頼ろうができなかったのであるが、試しに、一旦刃の当てかたを決めたら後は迷わず、ザックリ手早く荒砥ぎし、刃幅に渡ってかえりが出たところで軽く上げ砥ぎをして刃をひっくり返して、かえりが落ちるまで刃裏をそっとベタ砥ぎしておしまい。砥石同士を擦り合わせて平面に戻しておく。
時間をかけると、指先が疲れ、刃の持ち加減も変わってしまい、悪循環だったのかもしれない。5分もかからず作業完了。
2019/8/29

◆2014年8月6日、私の部屋の温度計は35℃を示し、記念撮影したが、今年は連日38度を軽く超える日が続いている。このままでは、私が存在していない20年後は50℃になるという訳である。実は、永久凍土に閉じ込められている過去のブタンや二酸化炭素豊富なりし古代の空気が間もなく開放させるため、20年後などという悠長な話では無いともささやかれている。気温50℃でも平気で労働し、走り、笑って過ごすことのできる人間しか生き延びることはできないのである。しかし、もしかしたら急速に進化し、ブタンと二酸化炭素を呼吸する新人類が摂氏95℃では寒いので、バーナーの炎を頭に当てて、微笑む新人類がまもなくやってくるかも知れない。ま、資産を増やし株価を上げることしか興味のないこれまでの人類は、神の失敗作であった可能性は高い。
2019/8/7

◆ジオシティーズの当サイトが3月末に消滅して以来、ようやく「図面の書き方」や「機器開発入門」の頁が検索サイトに帰ってきた。無論、ほとんどの頁は深く沈んだままになっている。以前ほど頻繁にデータの更新をしていないから、しばらくはこのままなのだろう。
ここ何カ月か、私は違う道に入り込んでいる。学校で決まって尻切れトンボになってしまった近代史、それから不得意であった古典も、いまごろ漸く追いかけている。理解から遠かった世界が頭と心の中で、少し繋がってくる。
2019/7/25

◆2019年3月末日 予告されていたごとくジオシティーズが閉鎖された。長年来お世話になった旧 サイトSideB2949be が消えた。日々3000アクセスを超える新規来訪者数が100分の1にも満たない現実は、爽快と表現するしか無い。
過ぎ去る”HEISEI”の時代は振り返ればネットの時代でもあったのだろう。人類は手先を器用に扱える動物になり得たのか、言語を駆使する初の動物となったのか、あるいは忖度に束縛されて安心する生命体に進化したのだろうか? ねっとは右往左往する群衆以外に何をもたらしたのだろう?
2019/4/5

◆このサイトを開設いらい軒下を使わせていただいたジオシティーズが閉鎖される。
もともと米国でスタートしたGeoCitieをYahooが引き継いだが、2019年3月で終了するという。ということで、このサイトも、FC2に引っ越してくることになった。片隅をお借りしてのサイト
の再開、以後宜しくのご挨拶
2018/12/25

◆我が家の女性陣愛用のドライヤーが壊れてしまったので修理したが、吹き出し口の上部に何やら意味不明の小窓が付いている。内部の配線を辿ると小さな素子が組み込んである。どうもペルチェ素子っぽい。ペルチェ素子は異種金属の接合部に電流を流すと片側が発熱し逆側が冷却されるという、熱電対の逆機能素子である。

このドライヤー、とんでもない桶屋の発想原理を利用しているらしい。曰く、ペルチェ素子の冷える面に風を当てて、空気中に露を発生させることで陰イオンを作り出すという。

しかも我が国を代表する複数の企業がこの類のドライヤーを売り出しているではないか! おもちゃのようなペルチェ素子が熱風の気流に霧を発生させること自体が、悪路を走る車の中で卵を10段重ねするのと同じくらい厄介であるが、その上、この霧がイオン化する理由が傑作である。

多分、瀑布の近くにはマイナスイオンが浮遊しているという迷信がここに結びついたのかもしれない。瀑布であろうが、積乱雲の中、猫の毛であろうが、激しく擦ると物質は帯電することは確かである。だが、激しくこすると微細な水滴も帯電はするが、かと言って、微細な水滴の霧は帯電しているかと言ったら、それは赤いリンゴは熱を帯びているという論理になってしまう。ずいぶんひどい、桶屋以下の論理である。
効果を過大広告しない限り、風評広告を利用するのであれば構わないのか

2018/5/13



◆AI(人工知能)の発達で、10年後に無くなってしまう職業があるらしい - こんなフレーズで人心を煽っているのがAI自体の仕業だとしたらAIも本物に近づいている。しかし残念ながらそんなことはない。つい先年、3Dプリンターの登場が我々の生活を変えてしまうだろうともてはやされ、3Dプリンタ-の発表会場に山のような人が押しかけたが、もう、そんなことがあったことを記憶している人は稀である。我が家には、昔流行ったファジー制御なるファンヒーターがあるが、これもその類であった。

そうでなくても、人は、やや怪しいものに惹かれる傾向がある。やや怪しいが、そこに科学的な香り (頭が痛くなる面倒な科学ではなく、あくまで香り、) があると余計魅力的になるらしい。ピラミッド型の幾何学構造物が持つ秘密のパワーとか、聞きなれない鉱石が持つパワー、、これらは決まって健康、美容、あわよくば金運に結びついている。
2018/3/2


◆1997年から20年間使い続けたPC(Aptiva)はWindows98をXPに入替え、今だ健在なのだが、動かなくなったお下がりのWin10機を譲り受けて修理の末、遅ればせながら64ビットを使えるようになった。当然、周囲すべてがスマホになっても相変わらず私の携帯はガラである。そう言えば昨日、メダカを撮影中に、これも長年連れ添ったSONYのデジカメを水没させてしまった。安物とは言え、捨てるには忍びない。引き上げて光学ユニットの中まで分解して水分を拭い取り、完璧ではないが何とか回復。抜けた床板も、家具もテレビも修理できるものはそうしてきているが、直った時の満足感は、負け惜しみで言えば、新品を買ってきた時の喜びにも負けない。
デスクトップに、庭先の鍋水田を追加。壺水田と発泡スチロール水田の稲も今のところ順調に育っている。
2017/7/20


◆このサイトのページをめくり返してみたら、最初のページはあの震災のあった年(2011)の夏の頃だった。それから既に6年以上経過している。当初は、ページ数も僅かで、日に数人の来訪者もあっただろうか。そして、ある程度、サイトの規模も大きくなり、これが縁で、出版とか、セミナーに呼んで頂く機会にも恵まれた。
しかし、海に向かって小石を投げ続けてはいるが、当然海は埋まるものでもない、
2017/6/23

その昔、といっても、少し前まで、この国では尺貫法を使っていました。5尺6寸の身の丈に16貫5百の体躯だったのです。それが、ある日を境に、尺の物差しも、貫目の天秤も、販売する者は刑務所に入れられるはめになってしまいました。短めのスケールを使って計り売りをしていたならまだしも、正確な鯨尺でもいけないことになってしまったのですから、めちゃくちゃです。これに噛み付いたのは永六輔ですが、多くの人はこれをアナクロと感じたはずです。
そのわりに、ゴルフの飛距離がヤードで、飛行高度が36000フィートであっても、なんて古臭い単位を使っているんだ、と違和感を感じる人間は一人としていません。残念ながら、我々のココロは強そうなモノに迎合的で、はじかれたモノへは同情心ではなく侮蔑感を強くする傾向に満ちているのでしょう。
2016/7/24

    1,388,938 2016/5/6
    2,883,386 2017/12/27

◆関東は地震が多いから嫌だという関西の人々の声は、阪神淡路でかき消され、そして地震の少ない安全な熊本というキャッチも夢でしかなかった。地震保険の区分けでは今も熊本はCランクだが、まもなく何事も無かったかのようにランクアップされているだろう。ここ20年ほどガタピシと言い始めている日本列島は、この先も止まりそうにない。
そして、厄介なことは、この断層が中央構造線の一部であることだ。東日本地震はそこまで火を点けてしまったのだろうか。当然、糸魚川静岡構造線も念頭に置かなければならない。地球は人間の危惧などお構いなしなのだ。
2016/4/23


◆気象庁の気温データをみるまでもなく、この20〜30年の気温は毎年確実に高温化している。

1890年以降の年平均気温偏差(気象庁)


そして、大気中の二酸化炭素濃度や、より温室効果の高いメタンガス濃度も確実に上昇している。

大気中の二酸化炭素濃度(気象庁)


大気中のメタン濃度(気象庁)


ところで、日本の農業が発展して人口が増えたのは平安末期から鎌倉時代であるが、これは中世の温暖期と呼ばれる時期であった。
1500〜1900年は小氷期に突入し、たびたび飢饉が発生している。
気温変動の原因としては地軸変動説、火山活動説、太陽活動説、隕石衝突説、、等々あるが少なくとも過去の変動の全てをうまく説明できる理論はないようである。




実は現在も小氷期の最中で、現に南極の氷の体積は依然増加しつつあるとの報告もある。しかし、1800年以降の異常な気温上昇は、大気中の保温効果ガス濃度上昇に起因していることは明らかであり、人間が原因であることを否定することはできない。

古生代、二酸化炭素濃度は極めて高かったが、これを養分として植物が繁茂した結果、二酸化炭素は石炭紀に至って急速に食い尽くされてしまった。中生代、一旦はCO2はやや復活したが新生代以降は低下してきている。しかし、ここにきての急速の増加である。

ところで、温暖化防止の解決のヒントは上の季節変動のグラフの中にある。二酸化炭素にしてもメタン濃度にしても、1年の中で大きく季節変動している。春先から7月に掛けて濃度が急激に落ちているのがわかる。これは北半球の直物の働きによるものである。植物はあっという間に二酸化炭素を食ってしまうのだ。もし、秋になっても葉が落ちなかったら、それだけで、二酸化炭素濃度は数年以内に1800年以前の状態に戻ってしまう可能性もある(無論植物は落葉させることで自らを再活性化しているので、そう簡単な訳にはいかないが、、)

人類の乏しい知恵は、いまのところ、二酸化炭素の発生を抑えることばかりに心が奪われているが、実はもうひとつの解決法がある。それは、植物を増やすというつまらない方法だ。
これだけの二酸化炭素と、十分上昇した温度があれば、あとは保湿技術と海洋中に無尽蔵にあるミネラルを使うことで、石炭紀とはいかないまでも植物を大いに繁茂させることができるはずである。

幸い、地球には有り余る砂漠という広大な土地と海洋がある。ここを植物繁殖の場に使わずほっておく手は無い。温暖化を防ぎ、かつ食料とエネルギーの双方を得る最短の道は、二酸化炭素を防止することではなく、これを活用することなのだ。人間同士戦って人口を減らすのも、ゲームに興じて暫し暑さを忘れるのも良いが、実はそんな余裕など無いことを人類はもう気付かねばならない。この現実を前にして、あけても暮れても株価の変動に一喜一憂しているようでは暗いのだが、未だ遅くはない、今なら、、
2015/8/6


◆一寸
と書いて「ちょっと」と読ませるが、親指と人差し指を少しだけ広げて「ちょっとだけ」などと言う場合の仕草の一寸は、10〜30mm程度と誤差の範囲は結構大きい。
その昔、長さは地方地方で異なっていたが、明治時代に1尺(10寸)は10/33メートルと定められたらしい。つまり、1寸=30.3030,,mm。
では、もともとの1寸はどのくらいだったのか?

身体寸法説では、個人差が少なく、使うのに便利な身体の一部が寸法原器として使われたという。その代表例が親指の幅の1インチ(25.4mm)。確かに、平面に押し当てたときの私の親指のを実測したら 25.5mm であった。
しかし、かなり大柄な人間でも、一寸(いっすん)を越える巨大な指を持った人間はいそうにない。という訳で、中国古代の1寸を調べてみたら

    後漢      魏
寸   23.04mm   24.12mm

と、やはり明治に決めた1寸より、ずっと1インチに近い。ちなみに私の指も平面に押し当てない状態で幅を測ると 23.5mm 。大男と華奢な女性の指を比べたことはないが、多分その体躯の寸法ほどの違いはな無いのかもしれない。

しかし、どうして10/33メートルになったのだろう。メートルを基準とする体系にすり寄りながらも33分の1などという、換算しにくい中途半端な数字を使っているのも不可解だ。

ところで、1メートルは人間の身体とは縁もゆかりもなく、赤道から極までの周長の1千万分の1に定めたという、まことにフランス的な発想から生まれたようであるが、要はイギリス的で無い、より尊大な理由付けが欲しかったということだろう。


◆時計
に関連するページを書いていて気になったが、クォーツ時計の決定的な弱点は、化学反応を利用した電池を利用しているため、ソーラー式にしても、バッテリーを使う限り、その寿命の短かさを本質的に克服できない点にある。腕の振りで発電するスプリングドライブ式の中にはバッテリーを全く使わないモデルもあるらしいが、これは自動巻きの機構を使って発電することでクォーツをドライブしているようだ。

しかし、この自動巻きも問題を持っていて、私が過去に使っていた安物時計はどれもこのウェイトによる巻上げ機構がへたってしまっていた。
自動巻きを諦め、せめて1回巻き上げたら30日程度動き続け、巻きの残量が色で表示できる機構を入れたらどうかと思うが、そんな時計はないのだろうか?

無論、残量や寿命を気にしないで使えるバッテリーができればそれが理想であるが、こいつは結構難しい。ボイジャーが搭載している原子力電池が多分もっとも寿命の長い電池であろうが、こいつを腕時計やスマホに仕込むには少々難がある。人類は電気を手に入れたことで大きく変革できたが、バッテリーを前に足踏みすることになってしまったようである。


◆ このページは
ホームページビルダーを使って書いているが、ページが少しでも長くなると全く使い物にならない。もっとも、使い古したこのPCは、今やハードオフ店でも捜すのが困難な程の時代物なので仕方ないかもしれないが、修理ができる限りは使い続ける性癖は簡単には修正できない。
大掛かりなプロジェクトで組んだソフトは得てしてこのように鈍い。ゲームマシンのように画像処理専用のハードでごまかすこともできないせいもあるが、特に名が通ったCADの中にはニッチモサッチモ行かないほどの鈍感な代物が多い。
CADに限らず、日本育ちのソフトは、明らかに高性能なものが多いが、残念ながら宣伝が下手か戦略が悪いか、どうもスタンダードになれない、、、合掌

2015/6/22


◆ラジオ
その昔、欲しくても手が届かなかったSONY SOLID STATE11 (ICF-110) -昭和44年-を町のリサイクルショップで見つけた。この手の出物は、たいがいロッドアンテナが折れていたり、内部で電池が腐っているが、こいつは無傷の掘り出し物。これより時代的に新しいSANYOのオールバンドを以前使っていたが、全く使い物にならなくなり、以来、短波とも縁が切れていた。ロッドアンテナを伸ばしただけで、台湾、ベトナム、タイの国際放送だけでなく、英国BBCも十分入る 。
ラジオの弱点は電源スイッチとボリュームが兼用になっているため、可変抵抗器の摺動でガリガリ音が出て駄目になってしまうが、このSOLID STATE11はPUSH式電源スイッチを使っているからボリュームは長寿命である。名にICを掲げているが、低周波段で1ヶ使っているだけで、他は全部ディスクリートで文字通り重量感に溢れている。いかにも活気に満ちていた頃のSONY製品である。

2015/6/11




◆やっと春が来たと思ったら、高温注意予報が出るらしい。
先日、このHPから繋がった縁でアマチュア無線界では名が通ったO氏宅を訪れる機会があった。
氏は無線に留まらず、広範囲の知識と経験をお持ちで、ご自宅のフライス盤は改造され、ステッピングモーターによりXYZ軸ともNC化されているといった具合である。
氏は当方を”プロの方”とやや敬遠気味に迎えていただいたが、モノ作りに関して氏はプロを越える実力と実績をお持ちである。米国には凄まじい技術を持ったプロのアマチュアがいるとは聞いているが、この日本にも凄い人がいる。
2015/4/24              (688,291  2015/5/4)



                          Top page

Top page

その2

その1
inserted by FC2 system