Windows操作                      


ここでは役に立つ、ファイル操作やWindows操作を取り上げてみます。


ファイル名と拡張子
PCの中の全てのファイルは、 

  dataxyz.doc

のように名前が付いています。 ドットの前は ファイルネームでオペレーターが入力するものですが、ドットの後ろは拡張子(エクステンション)と呼ばれて、基本的には使っているソフトが自動的に割り当てています。ファイル名は必ずしも英文字でなくても

  今日の献立.doc

のような日本語も使うことができます。
しかし拡張子は歴史的に、半角英文字の3文字で(現在その規制は無いのですが)、多くて4文字という暗黙の約束があります。
この拡張子は、ファイルの種類を区別するもので、ファイルを開こうとダブルクリックすると、PCはこの拡張子を見て、適合するプログラムに実行を委ねるのです。代表的な拡張子としては

 .txt     テキスト(文書)ファイル
 .exe    実行ファイル
 .xls     Exel データ
 .jpg     JPEG画像データ
 .pdf     Adobi社が開発した文書のイメージデータ
 .dxf     オートデスク社が開発したCADデータ

などがあります。しかし、この拡張子は、現在のWindowsの標準設定では見ることができません。


エクスプローラを使う

ファイル拡張子を表示する方法
@ まず、Windowに付属しているファイル管理のアプリ「エクスプローラ」のアイコンをデスクトップに置きます。
スタート → プログラム → アクセサリ →エクスプローラ  で「エクスプローラ」を右ボタンで押さえながら、デスクトップの画面の適当な位置まで持っていって落とし、「ここにコピー」 を選ぶとエクスプローラのアイコンが出来上がります。以後、エクスプローラの起動は、このアイコンでできます。

A エクスプローラを起動し、 「表示」タグで ファイル拡張子 にチェックを入れます。.
これでファイルの拡張子まで表示されるようになりました。



新しいフィルダを作る
エクスプローラを起動し、まず、一時作業によく使う "TEMP" というフォルダを作ってみましょう。"TEMP"はTemporary(一時的な)の略です。
マイコンピュータ の ローカルディスク(C:) を左ボタンでシングルクリックして、下図のように 選択状態にします。



右クリック → 新規作成 → フォルダ とすると 「新しいフォルダ」 が現われますので、
「新しいフォルダ」と表示されている文字の部分をクリックして、 「TEMP」 に書換えて、Enterします。

ローカルディスク(C:) の"+"の部分をクリックすると、下図のように、C:ドライブの詳細が開き。TEMP フォルダができているのがわかる筈です。



このTEMP フォルダは、各種の一時作業に使う便利なフォルダです。使い終わったら、必要なファイルは正式なフォルダに格納して、不要なファイルは削除します。ネットでダウンロードするファイルや、圧縮/解凍するファイルなども、一旦このTEMPフォルダに入れて作業するようにしましょう。これがファイル整理の第一歩です。

フォルダの下にフォルダを作ることもできます。例えば、先ほど作ったTEMPの下に別のフォルダを作る場合は、TEMPを選択状態にして、ファイル → 新規作成 → フォルダ でよいのです。


フォルダやファイルの削除と名前の変更
エクスプローラで目的のファイルやフォルダを左クリックで選択し、次いで右クリックすると、下図のような操作窓が開きます。



必要な項目を選択すれば、名前や拡張子名の変更、削除などができます。

間違って削除したフォルダやファイルは、「ごみ箱」 を開いて、もどしたいファイルを右クリックして 「元に戻す」で回復しますが、「ごみ箱」自体を日頃きれいにしておかないと、大量のごみの中から必要なファイルを見つけることが困難ですから、重要なファイル操作をする前には、「ごみ箱」のアイコンを右クリックして「ごみ箱を空にする」で清掃しておく習慣をつけましょう。



プログラム実行:エクセルやワードは、デスクトップのアイコン、またはスタート→プログラムからスタートしますが、小さな個別のexeプログラムや、後述のBATなどは、エクスプローラから探して、ダブルクリックでスタートさせる方が便利です。

テキストファイルの編集:メモ帳などのエディターで作ったファイルは、右クリック→編集 で編集することができます。

ファイルの関連付け: 拡張子と実行するファイルを関連付けます。
開きたいファイルの関連付けを変更するには、[ファイル] を右クリックし、[プログラムから開く] から [別のプログラムを選択] をクリックします。 その他のオプションから [関連付けたいプログラム] を選択し、[常にこのアプリを使って ファイルを開く] をチェックして [OK] をクリックします。

ファイルの検索: 指定する条件のファイルを探し出します。
例えば、cドライブのtempという名称が付いた全てのフォルダーとファイルを検索する場合は、cドライブを選択してから表示のタブをクリックして、上部右のルーペのマークの入力欄に *temp* と記入して実行の→を指示します。


PCの速度が遅くなった時の対策

ごみ箱の清掃

PC中のごみが増加すると徐々に速度が低下します。
初級
 デスクトップのごみ箱を右クリック→ごみ箱を空にする
中級
 Explorer を実行、C: を選択して画面上の管理のドライブツール→クリーンアップをダブルクリックし、削除するファイルの全てにチェックを入れOK
 同様にシステムファイルのクリーンアップを実行します。
上級
 Explorerのクリーンアップでも削除できない一時ファイルは手動で削除します。
 Explorerで表示の隠しファイルにチェックを入れ
 C:\WINDOWS\Temp
 C:\Users\(ユーザ名)\AppData\Local\Temp
 の中の全ファイルを消去します。ただしWindowsが作業中の一部のファイルは削除できません。

インターネット一時ファイルの荷を軽くする
全般の設定をクリック→インターネット一時ファイルタグの、使用するディスクの領域(8-1024MB)をなるべく下げOK

デフラグ
Explorerを起動し、管理のドライブツール→最適化→最適化を実行


システムの復元

Windowsのシステムを復元ポイントまで戻す場合は、
 スタートボタンを右クリック→システム→システムの保護→システムの復元
復元ポイントを作成する場合は、
 スタートボタンを右クリック→システム→システムの保護→作成


Windows システムを修復

展開イメージのサービスと管理(DISM)ツールを使用して、システム ファイルに影響を与える可能性がある、Windows内の.wimストアの潜在的な問題をスキャンして修復することができます。

Windowsマーク−を右クリック → コマンドプロンプト(管理者)
 下記コマンドを入力して実行
DISM.exe /Online /Cleanup-image /Restorehealth



フォルダの整理
さて、フォルダの整理整頓の方法です。
ところで、「フォルダ」は、複数のファイルまたは、子のフォルダを入れることのできる「収納箱」の意味ですが、この箱はPCのドライブの中で、入れ子の構造になっています。cドライブの一番大きな箱は、「c:\」 と呼ばれる箱で、その中に、config.sys や autoexec.bat などのファイルと共に、「Windows」や「Program Files」などの大きなフォルダも入れられています。「Program Files」の中にはまた別のフォルダやファイルが入れられています。

個々の収容箱は「フォルダ」ですが、c:\ から末端のファイルまでの樹木、または根のような構造は、「ディレクトリ」と呼ばれています。ディレクトリを使うと、「鈴木一郎」というファイルは、日本\東京都\千代田区\丸の内\1-1-100\鈴木一郎.doc であることを表しているのです。なお、ディレクトリ(住所)の区切りの記号"\"は、英語のキーでは バックスラッシュ"\"に相当します。


個人ファイルをディレクトリに整理する
c:ドライブに、個人専用のフォルダを作ります。ここでは、個人の名前は仮に USR とします。

USR\ はディレクトリ構造になっています。例えば、下の@のファイルを指示す表し方は、
 c:\USR\CLI_A\DSN\PRD\ABC\ABC_ASY.dxf
のようになります。ちなみに、根元の部分 c:\ をルート(root:根)ディレクトリといいます。
縦方向に並んでいるディレクトリの階層は、同じレベルの階層です。

 C:
   \USR                            自分(USR)の全ファイル
       \CLI_A                       顧客Aに関する全ファイルのディレクトリ
           \DOC                    書類(含画像)ファイル
               \PRD                製品に関するファイル
                  \ABC             製品ABC
                     ABC_MANU.doc    製品ABCの製品マニュアル
                     ABC_NG.doc      製品ABCび関する障害履歴
                     REP\          製品ABCに関する報告書
                        ABC_12.doc    製品ABCの2012年に発生した報告書
                  DEF\              製品DEF
               MAN\                顧客Aの製品以外のマニュアル
               REP\                 顧客Aに製品以外の報告書
           DSN\                    顧客Aに関する図面
               PRD\                製品図面
                  ABC\             製品ABC
                     ABC.xls          リスト
                  @ ABC_ASY.dxf       組立図面
                     ABC_031.dxf       機械結合図面
                     ABC_051.dxf       電気結合図面
                     ABC_101.dxf       部品図
                     ABC.dxf          レイアウト図
                     ref\            旧図
                        ABC_1403.zip    圧縮旧図面14年3月
                  DEF\               製品DEF
               MAN\                 顧客Aの製品に属さない治具などの図面
           HARD\                    顧客Aに関するハード(回路、プログラム)
               PRD\                 製品
                  ABC\              製品ABC
                     CIR\            回路図
                        ABC.ce3       ABCの回路図
                     PRG\            ABCのプログラム
                        ABC.aps        プログラムソース
                        ZIP\          圧縮ファイル
                           ABC_0101.LZH 版数1.01

       CLI_B\                        顧客Bに関する全ファイルのディレクトリ
       UTY\                          個人で使うユーティリティ
       USR\                         USR本人の個人データ


ディレクトリに使われる記号と意味
DOC  文書系データ
DSN  機械図面/部品リスト系データ
HARD 電気回路/プログラム系データ
CLI   クライアント(顧客)
PRD  プロダクト(製品)
REP   報告書
MAN  マニュアル
PRG  プログラム
CIR   回路
UTY  ユーティリティ
USR  個人
ref   参考資料
ZIP  圧縮書庫


このような分類されたディレクトリを用意しておくことで、どれだけ、顧客が増えても、また製品種が増えても、系統的にファイルに組み込むことができます。これ以外にもフォルダ名が必要になるケースもあると思いますが、極力押さえるのがコツです。
フォルダ名や、ファイル名の付け方を統一しておくことは、一々考える必要がなくなるだけでなく、必要なファイルを検索する上で極めて有利になることは言うまでもありません。


バックアップデータの自動更新
バックアップファイルを日頃、とっておくことは欠かせない作業です。以前は、MOドライブやHDを外付けしてバックアップしていましたが、現在ではUSBメモリが安価になり大容量化したこともあって、これを使わない手はありません。

しかし、通常のコピー機能の 「変更のあったデータだけを保存する」 を使っても、不要になってPCからは消したファイルまでもが、バックアップの中に残り、どんどん膨れ上がってしまい、どれが古いファイルか、手に負えない状態になってしまいます。

そんな時、USBメモリのバックアップファイルと、PC側のファイルを、簡単に一致させるツールが
CopyToSynchronizer
です。このツールは、従来シェアウェアでしたが、現在はフリーウェアになっています。

ソースSに、PCのバックアップするディレクトリを指定し、ターゲットTに、USBの同名ディレクトリを指定して、モードに[同期]と指定するだけで簡単に、バックアップファイルをPCと同じ内容に更新することができます。


エクスプローラーでカレントディレクトリを変える
スタート→プログラム→アクセサリ→コマンドプロンプト でいわゆるDOS窓を開けることはできるのですが、希望するディレクトリに切り替えるのが大変です。以下はエクスプローラーで、簡単にカレントディレクトリを指定して、DOS窓を開ける方法です。
なお、この操作は、レジストリ操作を理解できる方が、自己判断でおこなってください。

スタート → ファイル名を指定して実行 → regedit  と入力し、OK
レジストリエディタが開くので

HKEY_CLASSES_ROOT→Directory→shell

の shell を右クリックして [新規] → [キー] を選択して [cmd] キーを作成する。
[cmd] を選び、右の欄に出る (既定) をダブルクリックして、値に "コマンドプロンプト" と記入して OK
次に、[cmd] を右クリックして、 [新規] → [キー] を選んで [command] というキーを作る。そして、このキーを選んだ時に、右の欄に出る (既定) をダブルクリックして、値に 

  cmd.exe /k "cd %l"

と入力します。3箇所の半角スペースも入れてください。 間違いがなければOKします。

これで、エクスプローラで、任意のフォルダを右クリックすると、そのフォルダをカレントディレクトリとして、”コマンドプロンプト”を開くことができるようになります。

注)エクスプローラ以外のcmd.exeを使うファイル管理ソフトでもこの機能は使えるようになります。


代表的なDOSコマンド
コマンドプロンプトを実行すると、いわゆる黒画面が開いて

 C:\Windows>

のようなプロンプトが表示され、コマンド待ちになります。このコマンド待ちの状態で実行プログラム(exeファイル)を指定すれば、そのプログラムの実行が開始します。またDOSが持っている機能(DOSコマンド)を実行させることもできます。

CD   チェンジ ディレクトリ
カレントディレクトリを切り替えます。
 C:\Windows>CD c:\TEMP
と入力すると
C:\TEMP>
のようになります。
ただし、Cドライブから D:\*** にCDする場合は一旦
>CD D:
としてから目的のディレクトリにCDする必要があります。

一つ上のディレクトリに上がるのは  CD ..  とします。
なお、日本語のディレクトリ名は表示できないので、使わないのが最もよいのですが、コピーアンドペーストの機能を使って取り出すことができます。

REN  リネーム
ren S.doc D.txt
で、 S.doc というファイル名を D.txt に変更できます。なお、同じことをエクスプローラの手動操作でもできますが、このDOSコマンドは、後で説明するBAT(バッチ)機能を利用すれば、自動操作の中で使うことができるのです。


DEL    デリート
指定するファイルを削除します。ディレクトリは削除できません。
ワイルドカードを使うことができます。
 del *.*          そのディレクトリの全てのファイルを全て削除
 del LOW\*.doc    ひとつ下のディレクトリ"LOW"の中の拡張子.doc をもつ全てのファイルを削除

COPY   ファイルコピー
 copy abc.doc ..    ひとつ上のディレクトリへabc.docをコピー
 copy *.* c:\TTT   現在のディレクトリ内の全てのファイルをディレクトリTTTへコピー

MOVE     移動
使い方はCOPYと同じです。


MD      ディレクトリ作成
md abc  で、現在のディレクトリに新しいディレクトリ abc ができます。

RD       ディレクトリ削除
中のファイルを全部削除してから rd でディレクトリを削除します。

path       コマンドの適用範囲を指示する。パスを通すといいます。
path C:\USR\UTY\bat;C:\USR\UTY\tool
とすれば、指定する二つのディレクトリがファイル操作の対象となります・


BAT処理
exe 実行コマンドや、DOSコマンドは、いちいちキー入力するのが厄介で、しかもDOSの黒画面という風体が災いしてか、なかなか使う気にはならないのですが、実はこれから説明するBAT(バッチ)処理と組み合わせることで、極めて強力なファイルの自動処理プログラムができるのです。
BAT処理の命令は、「メモ帳」や「K2Editor」などのエディタで拡張子を .bat のファイルを作ります。ファイル名は自由です。
例えば

 cd c:\temp
 del *.*

を作り、 c:\USR\USR へ TEST.bat  という名前で書き込みます。
TEMPの中に不要なファイルを幾つかコピーしたら、エクスプローラでTEST.bat をダブルクリックしてみてください。TEMPの中のファイルは全て削除される筈です。
この例は簡単な例ですが、下のようなBAT命令と組み合わせると強力なBATプログラムを作ることができます。


rem  **** この行は注釈文 ****
注釈文を書くために使います。

echo *** Lst ファイル 生成 ****
画面にecho 以下の文字を表示します。
echo off は表示を消します。

pause
BAT処理の一旦停止します。Enterで再開します。

exit
BAT終了

@[コマンド]
コマンドの先頭に@マークを付けるとそのコマンドは非表示になります。

set 変数名=[文字列]
環境変数をセットします。
例)
 SET TEMP=B:\TEMP   TEMPと指示されたらB:\TEMPを指定する
 set INCLUDE=       INCLUDEでセットしていた変数をクリヤー

: L5
L5と名付けたラベルです。 goto と組み合わせて使います。

if [not] exist ファイル名 goto L2 [else コマンド]
もし指定するファイルがあったら(なかったら) ラベルL2 実行、そうでなければ elseのコマンド実行。
ixist 以外に == (値が等しい)も使えます。

goto L10
ラベルL10へジャンプします。

%1
パラメーター
if exist %1.asm goto 20   のように、バッチを呼び出す際のパラメーターとして、 %1〜%9 として使うことができます。
if "%1"=="-a" goto A    パラメーター%1が"-a"だったら ラベルAにジャンプ

%ABC%
セットされている環境変数ABCを使います。


例1) 次のファイルは Z80アセンブルを実行するBATファイル A80.bat です。

"A80.bat"

echo off
if %1x == x goto ERR
if exist %1.mac goto 20
goto ERR

:20
if %2x == x goto HEX20

echo *** Lst, Lbl ファイル 生成
echo\
xm80 =8192 %1.mac -l -t %TMP%\
sed -n -f lbl.sed %1.mac > %1.lbl
goto END

:HEX20
echo *** Hex, Sym, Tag ファイル 生成
echo\
xm80 =8192 %1.mac -r -t %TMP%\ > %TMP%\%1.err
sed -f xm80e.sed %TMP%\%1.err > %1.tag
del %TMP%\%1.err
type %1.tag
xl80 =4096 %1 -u -n %1 -x -y -t %TMP%\ -e >> %1.tag
rem xl80 =4096 %1 -n %1 -x -y -t %TMP%\ -m -e >> %1.tag
del %1.rel
type %1.tag
goto END

:ERR
echo '%1' ファイル名が無い。または ファイル名が変だ。あるいは ファイルが無い。
echo\
echo ******* Z80 アセンブラ 起動 バッチ (xm80.exe ,xl80.exe sed.exe 要)
echo\
echo 例) a80 pm50v60 ・・・・ HEX を作る
echo a80 pm50v60 1 ・・・・ LST を作る
echo ↑
echo 何でも良い
echo\
echo ファイル名に .MAC を付けないこと

:END

例2) 次のファイルはz80のcコンパイラ lsic のmakeでコンパイルする BATファイル lsic80.bat です。

"lsic80.bat"

rem Cコンパイルするファイルとmakeファイルは c:\ichi\sfile\seihin\temp に入れる
path C:\usr\UTY\LSIC80;C:\usr\UTY\LSIC80\BIN;C:\usr\UTY\lsic80;C:\usr\UTY\bat;C:\usr\UTY\tool;C:usr\UTY\UTY
set INCLUDE=C:\usr\UTY\LSIC80\INCLUDE
set LIB=C:\usr\UTY\LSIC80\LIB
PAUSE コンパイルします。
CD c:\usr\sfile\seihin\temp
make
del *.BAK


なお、上で make と書いてある処理は Cコンパイルなど複雑な処理を自動的にしてくれる make.exe の呼び出しです。本サイトの別ページで解説している AVRStudio も 中を見れば分かるように make による自動処理が行われています。
makeは、MAKEFILEに設定された複数のファイル間の依存関係を元に、関連するファイルが書換えられた際に、必要な作業だけを行う機能を持っています。
BATでも、関連ファイルを端からアセンブル、コンパイル、リンクをして行けばターゲットファイルを生成することはできるのですが、開発段階においては、ソースファイルを頻繁に書換えて、その都度エラーの確認が必要なのですが、書換えしなかったファイルまでも毎回処理するのは、時間的に大きな負担となるのです。
また、makeは新しい開発環境を作るにあたっても、MAKEFILEの依存関係の一部を書き換えるだけで済みますので、BATファイルを書き換えるより容易でもあるのです。
詳しくは、各種サイトに make の解説がありますので参考にしてください。


ファイルの圧縮・解凍

ファイルの圧縮とは、大きなサイズのファイルを小さくして、複数のフォルダーやファイルを一つの小さなファイルに詰め込む技術を言います。
逆が解凍と呼ばれています。
従来はLHAという圧縮解凍のソフトが使われることが多かったのですが、最近はzipが用いられることが多くなっています。
ファイルを圧縮してzipファイルにする場合は、エクスプローラーで、圧縮するファイルやフォルダーを(複数の場合はshiftキーを押しながら)選択し、右クリック→送る→圧縮(zip) を実行します。
圧縮されたzipファイルを解凍する場合は、zipファイルを選択し、右クリック→開く をします。
メールなどはexeファイルで送ることができない場合でもzip化することで可能となる場合があります。



よく使うショートカットキー
Ctrl + C   選択しておいて Ctrl+C で選択範囲をコピー
Ctrl + V   貼り付け
Ctrl + X   選択しておいて Ctrl+Xで 切り取り
Ctrl + A   全て選択
Ctrl + Z    元に戻す
Shift + ← →  選択範囲の調整



ファイルシステムのエラー検出と回復
ハードディスクが動いている時、電源を落としたりするとファイルシステムが破損することがあります。
Cドライブのエラーを検出して修復するには、コマンドプロンプトから、または「ファイル名を指定して実行する」から

CHKDSK /r c:
CHKDSK /f c:

をすると、電源再投入でファイルエラーが回復できる場合があります。


画面コピーとマウスポインタのコピー
Windowsの表示画面をコピーして、それをペイント画面に落とすには、 
必要な画面を表示した状態で「PritScn」キーを押してから、プログラム→アクセサリ→ペイントを呼び出してから
 編集→貼り付け
で画面に吐き出しします。
必要な部分を矩形選択して、 ファイル→名前を付けて保存 で、ファイルの種類を jpg を指定して、フォルダ、ファイル名を指定して書き込みます。

 ところで、この方法では、マウスポインタをコピーすることはできません。マウスポインタをコピーするには、
スタート→プログラム→アクセサリ→拡大鏡 を実行し、
 拡大鏡の設定画面で、拡大率を2に設定した状態で、「PritScn」キーを押して写し取ります。


テキストのコピペはNotepad で
web上からテキストをコピー&ペーストしたい場合、web画面のテキスト部分を選択して右クリック→コピーして、ワードなど次に貼り付けたいアプリに切り替えて右クリック→貼り付け をすると、字体や下地枠などの属性もコピーされてしまいます。文字だけをコピーしたい場合は、Notepadeを使ってコピペをすると余分な情報の無い文字情報だけとなります。


コマンドプロンプト表示のコピー&ペースト
コマンドプロンプト画面を開き、ウィンド上部のバーを右クリック → プロパティ
オプションタブの「簡易編集モード」をチェックする。okでマウスのドラッグで文字列が選択可能となるので、コピー&ペーストをする。


システムにPath を追加する
スタート→Windowsシステムツール→コントロールパネル→システム
→関連設定のシステムの詳細設定→環境変数
ユーザーの環境変数欄の Path とシステム環境変数欄の Path を選択して「編集」
新規を選択し、追加する Path を記入してOK





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